【移籍市場】グリーズマンに6クラブが獲得準備か


アトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(24)は、世界的にも最も資金力を持っているクラブの中にあるチェルシー、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘン、パリ・サンジェルマン、そしてレアル・マドリーのターゲットにあるとして密着して追跡されており、今夏の移籍市場にもオファー提示する意向があると言われていると『OK Diario』。


今夏にメガクラブの中で最も望まれている選手の1人になるだろうというグリーズマンに対し、アトレティコは交渉による取引ではなく、選手との2020年6月30日までの現行契約に挿入されている€80m(£60m)ものクラブ史上最高額に設定した買取条項の行使を求める見通しだ。


既に昨夏にも試みたというパリ・サンジェルマンに続き、他の5つのクラブについても既に世界最高峰のストライカーの1人になっているフランス人をEURO2016フランス大会終了後にも獲得しようとオファーを用意する意向であるという。


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中でも最も熱心だとされるのは以前よりオーナーのロマン・アブラモヴィッチ氏が来季に向けて新たな大型補強の夏にしたいと準備しているチェルシーだとされる。その主要事業の一環は、ジョゼ・モウリーニョ前監督と今季末で退任するフース・ヒディンク現監督の後任となる新監督の招聘で、ブルーズはここにアルゼンチン人のディエゴ・シメオネ監督(45)との契約を画策している。ロンドンクラブは年俸€10m台を準備し、ロシア人オーナーもメインターゲットというシメオネ監督に非常に魅力的な誘惑材料を提供する意欲が高いと模様だ。


シメオネ監督の存在はチェルシーにグリーズマンを誘致する上でも最適な存在になりうるとし、アルゼンチン人指揮官は2014年にレアル・ソシエダから加入したフランス代表FWを最も信頼して起用し、彼を中心にチームを作り上げて成功するなど、強い後ろ盾となっている。


チェルシーではこちらもシメオネ監督の教え子でアトレティコ・マドリー時代程のインパクトを残せていないスペイン代表FWジエゴ・コスタ(27)のようないくつかの補強の失敗の後、ピッチ上での違いとなれる選手やゴールスコアラーを求めている背景がある。


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既に行動を起こしているパリ・サンジェルマンは、昨夏の移籍市場で獲得を試みるもナセル・アル=ケライフィ会長による€60mのオファーは拒否されていた。パリでは今季終了後にも現行契約の満了に伴ってスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ(34)の退団が有力視、攻撃陣に大きな穴を生む可能性があるもチーム最高額のサラリーが浮くことにも繋がる。


PSGのオーナー陣はリーグ・アンやフランス人の最高峰の才能を獲得することを目指しており、グリーズマンを始め、ユヴェントスのフランス代表MFポール・ポグバ(22)やレアル・マドリーのフランス代表FWカリム・ベンゼマ(28)にも目を付けている。


パリクラブは世界最高の選手の獲得も望み、レアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(30)の獲得はアル=ケライフィ会長らの夢でもあるが、同選手がマドリードに残留もしくは古巣マンチェスター・ユナイテッドへの復帰を選択した場合、PSGは代役として再びグリーズマンへの1年越しの夢へと契約解除条項を満額支払うことも辞さないと紹介されている。


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バイエルンでは負傷がちでベテランの域に達している元フランス代表MFフランク・リベリー(32)に代わるウィンガーを見出し、サイドを強化することを来季に向けた優先事項としている。さらにチームの特性上、攻撃陣においてユーティリティー性の高いストライカーにもなる選手としてグリーズマンは理想的な選手にみなされている。


さらにジョゼップ・グアルディオラ監督から来季よりチームを引き継ぐことになったカルロ・アンチェロッティ次期監督がレアル・マドリー監督時代に何度も対戦を経験したアトレティコ・マドリーのエースであったグリーズマンを熱望しており、新天地のミュンヘンでも獲得を支持していることが有力視されている。


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そのバイエルン・ミュンヘンから来季にジョゼップ・グアルディオラ監督が行き着く先として最有力となっているのがマンチェスター・シティである。今夏にペップが転身した際にシティは新プロジェクトを再構築するべく補強ターゲットの選定に関して全権を委ねるクラブとして挙げられている。マヌエル・ペジェグリーニ監督を交代してまで再会を望むのがバルセロナ時代にペップと従事したフェラン・ソリアーノCEOとチキ・ベギリスタインFDの現シティ首脳陣でプレミアリーグでの指揮を次の狙いに定めたペップの招聘を最優先に目指している。


そんなグアルディオラ監督はバイエルンでもグリーズマンをリクエストしたという程、フランス人に魅了されているトップ指揮官の1人である。スペイン人はシティに対しても引き抜きを奨励すると考えられている。


エティハド・スタジアムでのグアルディオラ監督の意向としては、FWセルヒオ・アグエロ(27)やベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネ(24)、イングランド代表FWラヒーム・スターリング(20)、そしてスペイン代表MFダヴィド・シルヴァ(24)で構成される前線にユーティリティー性と速攻を可能とする選手の到来だとみなされ、グリーズマンに関してはペップによる誘惑をキーとする可能性が指摘されている。


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さらに今季ビッグクラブの中でも最も得点力に批判が集まっているマンチェスター・ユナイテッドも候補に挙げられている。レッドデビルズは2季連続で大型改革に着手することでの再建が望まれており、ルイ・ファン・ハール監督の解任とファンが待望するジョゼ・モウリーニョ氏の着任で「革命」に至るだろうと言われている。


オールド・トラフォードでは加入と同時に退団の選手も多いだろうとされ、ゴールスコアラーでゲームを支配できる選手のプロファイルからもグリーズマンは完璧に一致するとみられている。さらにグリーズマンにとってもかつて多くのフランス人が活躍し、FWアントニー・マルシャル(20)も所属する中で、選手としての世界的なイメージに大きなポテンシャルを有することができる地でもある。


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そしてグリーズマンは同じ街の最大のライバルであるレアル・マドリーにとっても新ギャラクティコス・プロジェクトに向けて来季の補強候補にリストアップされているという。レアル・ソシエダ時代の2年前の夏、マドリーは選手の移籍の可能性を調査し、FWギャレス・ベイル、FWカリム・ベンゼマ、そしてFWクリスティアーノ・ロナウドで構成されるBBCの代替選手として考慮も、€30mの違約金条項を行使してまで獲得するにはあまりにも高価な存在だという結論に至って見送っていた。ただし、BBCの状況、クリスティアーノ・ロナウドの退団説もあって見直されているとスペインではみられている。


アトレティコ・マドリーとの間には紳士協定とされる、両クラブ間での選手獲得の自粛が結ばれていると言われるが、フロレンティーノ・ペレス会長はかつてもFWセルヒオ・アグエロやFWラダメル・ファルカオなどのアトレティの顔ともいえる選手達を欲し、グリーズマンにも魅了されているとみられている。またジネディーヌ・ジダン新監督の存在も同胞への説得役に優位な立場になったとも考えられているが、マドリーや指揮官にとってのファーストチョイスはチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザール(25)とも言われている。






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